こどもの難聴
こどもの難聴

実はこどもの難聴(小児難聴)をしっかり診療できる医師は、耳鼻咽喉科医の中でも限られています。
火曜日午前中の女性医師は小児難聴を専門としておりますので、少しでもお子さんの聞こえが気になるようであれば、気軽に受診してみてください。まずは診察により、心配がないものかどうかを診させていただきます。
こどもの難聴は本人や周囲が気づきにくいことがあります。
早めに気づいて適切な支援につなげることで、ことばの発達や学習への影響を減らすことができます。
新生児聴覚スクリーニングは、生まれて間もない赤ちゃんを対象とする聞こえの検査です。世界中で行われており、現在、日本で生まれる赤ちゃんの多くが検査を受けています。赤ちゃんが眠っている間に行うことができ、痛みはありません。
東京都内の多くの自治体では、新生児聴覚スクリーニング検査費用の一部助成を行っています。妊娠届出時に交付される「新生児聴覚検査受診票」を利用することで、公費助成を受けることができます。助成内容や利用方法は自治体によって異なるため、詳しくはお住まいの自治体へご確認ください。
検査結果で「再検査(リファー)」となっても、すぐに難聴と決まるわけではありません。まずは落ち着いて、医療機関で詳しい検査を受けることが大切です。
1歳6ヶ月頃は、ことばの理解や発語が発達してくる大切な時期です。
この時期の健診では、呼びかけへの反応やことばの発達などを通して、聞こえの状態を確認します。「呼んでも振り向かない」「ことばが少ない」「聞き返しが多い」などの様子が、聞こえの問題のサインとなることがあります。
3歳頃になると、ことばの理解や会話がさらに発達してきます。
難聴があるとことばの発達やコミュニケーションに影響するため、聞こえの確認は大切です。健診前に、保護者の方が下記の検査を行って健診に臨みます。
お子さんの後ろで指をこすり、その音に気づくかを確認する検査です。
小さな音への反応を見ることで、聞こえの状態を確認します。
保護者の方が小さな声で単語をささやき、お子さんが正しく聞き取れるかを確認する検査です。
近年、就学前のお子さんの発達や聞こえ、ことばの理解などを確認する目的で、5歳児健診を実施する自治体が増えてきています。
就学時健診では、小学校入学前のお子さんを対象に、学校生活に支障なく聞こえているかを確認するための聞こえの検査を行います。
小学校では、先生の話を聞く、友達と会話をする、集団の中で指示を理解するなど、「聞く力」がとても大切になります。
入学前の時期に聞こえの状態を確認し、必要に応じて医療機関で詳しい検査や支援につなげることが重要です。
こどもの難聴は、静かな場所では気づきにくく、集団生活の中ではじめて困りごととして表れることもあります。
学校健診では、こどもたちが学校生活の中で不自由なく聞こえているかを確認するために、定期的に聴力検査を行います。
教室では、先生の話を聞く、友達と会話をする、周囲の音に注意を向けるなど、「聞く力」が学習やコミュニケーションに大きく関わっています。
こどもの難聴は、本人が自覚していないことも少なくありません。
また、片耳だけの難聴や軽い難聴では、日常生活の中では気づかれにくい場合もあります。
健診で「聞こえの再検査」をすすめられた場合には、耳鼻咽喉科で詳しい検査を受けることが大切です。
こどもの難聴の原因は、治療によって改善する滲出性中耳炎などが多いのですが、それ以外の病気が隠れていることもあります。
当院では5歳以下のお子さんの詳しい聴力検査は行っておりませんが、診察により必要性がある場合には、さらに精密検査を行うための適切な検査機関をご紹介しております。
聞こえに関する気になるサインはお子さん自身ではうまく伝えられないこともあります。
「少し気になるかな」という段階でも、お気軽にご相談ください。
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